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方の長ぐつをはいたままホールに来てくださるお客さまに対する思いなど、それぞれ1つの卓見だと思うんですよね。

 

○山下 
皆さん、広報というのはそれぞれ市なり町なりの広報紙がございますよね。そういうところに告知はされる。だから、各戸に配られるわけでしょう。市政だよりなんかに文化事業ということでね。

 

○前田 
そうだと思いますね。

 

○山下 
だから、我々民間劇場よりはそういう露出はむしろ有利だと。

 

○前田 
月に1回ですか、広報というのは。必ず広報は市なり町なりで出してくれますか。それを見たお客さんがたくさん来てくださいますか。

 

○山下 
チラシの置き方なんかも、市役所にも置かれるだろうし。

 

○前田 
新聞の広告もありますね。それからチラシをまきに行くとか、ポスターはありますか。そういう展開で何が一番効果がありますか。

 

○森高 
福島県の喜多方市の喜多方プラザなんですけれども、うちのホール1200席あります。それに対して人口が3万7000で、満席になると人口の約3%というすごいところなんです。最近いろいろ広告しているんですけれども、何をやってもだめなんですよね、DMをやってもポスターをやってもチラシをやっても。いろいろやってきたんですけれども、そこそこには入っているんですけれども、昔ほどの勢いがないんですよね。最近、一番効果的な宣伝媒体が、実はうちの方だと口コミになっているんですよね。そういうお話ができる人たちを今どうやってつくるのかということでいろいろ考えているところなんですけれども。
友の会の制度もうちの方では考えてもいたんですけれども、それこそ損益分岐点ではないですけれども、友の会にかかるために人をほぼ常備しておいたりとか、いろいろ必要になってきちゃいますよね。うちのホールは人がかなり少ないものですから、一応ぎりぎりで回っていますので、そこにかけることがほぼ難しいだろうと。DMを発行したり何だりというのも難しくて、友の会は難しいんじゃないかという発想のもとで−うちのホールはいろいろと市民との距離が近いものですから、そこで、口コミをいかにして広げるか。そういう変わったことを今少しずつ考えてきてはおります。

 

○前田 
口コミが組織的に広がるという方法が見つかったら、ぜひこれは事例発表してください。

 

○山下 
口コミというのは我々民間の劇場にとっても大きな力でございまして、例えば栗

 

 

 

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